九州の人の上京あるある!隠語なみに面白い、想定外のまさかの方言!

趣味の世界

みなさん、こんにちは!

みなさんの周りに九州出身の方はいますか?
九州の人独特の言い回しなのか、東京出身者の方には通じない言葉があります。
本人は意識していないのですが、知らず知らずのうちに出てしまう方言ってあるみたいですね。
私は九州(福岡、大分、佐賀)に住んでいた事もあり、九州地方の方言には精通しています。

現在は、東京に住んでいる期間が長くなり、方言が薄くなりましたが、まだまだ、家族の中でも通じない言い回しが言葉として出るようで、家族から爆笑されます

九州での「方言」で調べると色々出てきますが、「なんしよっと?」とか「しぇからしかね」などは有名過ぎて、誰でも知っている方言だと思うので、今回は詳細をはぶきます。
※みんな、きっと知っていると思いたい。
誰でも知っている方言は取りあえず置いといて、そうじゃないだろう、と思う日常会話を掲載したいと思います。

自分では普通だと思っていたことが、実は通じないと知ったとき、なんとショックな事ショックな事。
今回はそんな事例を記載したいと思います。
え?これって方言?うち的には標準語なんやけどなぁ…。

最後に方言での早口言葉を少し載せますので、是非、言ってみて下さい。
そして、九州出身者に言ってみると、ちゃんと伝わりますよ!!

それでは、みて行きましょう!!

記事内広告1

会話その1「布団をきる」

布団で、子供たちを寝かし付けるときの、ちょっとした会話です。
「さあ、布団にはいってー、寝るよー」
「はーーい!」
「ちゃんと布団着て寝ないと風邪ひくからねー、ちゃんと着なねー」
「布団を着る?布団は掛けるでしょ?」
「え?布団は着るっていうでしょ?」
「なに言ってんの?布団は掛けるだよ!着るなんて言わないよ。」
「『風邪ひくけん、布団ちゃんと着らんと、いかんよ!』って言うでしょ?」
「布団をどうやって着るの?着れないでしょ?言ってる事おかしいよ。」
「え?そうなの?着るって言わないの????知らんかったです…。」
「知らんかったです?『知りませんでした』じゃないの?」
「なんで『知らなかった』の最後に『です』ってつけるの?」
「え?そう言うでしょ?ちょっとだけ丁寧語かな…」
「絶対言わない!!」

布団を着るとは言わないそうです。

会話その2「なおす」

ある日、子供が遊んだおもちゃを出しっぱなしにしてて。
「おもちゃ出しっぱなしにしないで、ちゃんとなおしてー」
「何で直すの?壊れてないよ。」
「???壊れた話しなんてしてないよ。ちゃんと、片付けてってこと!」
「じゃあ、そう言えばいいじゃん!」
「え?片付ける事を『なおす』って言うんだよ!」
「言わないよ。言ってるの九州の人だけだよ。子供達に何教えてんの?」
「そうなの?でも、出したら、ちゃんとなおすだよ!」
「あっ、そう…」

完全に呆れられました。

会話その3「なんかかる」

子供と公園に行ってきました。疲れて家に帰って来てからの会話です。
「いっぱい遊んだね!疲れたでしょ?いっぱい遊んだもんね。ソファーで休憩してな。」
「うん、疲れたー。でも楽しかったー!」
「ひとまずソファーに座って、なんかかって休憩してて。その間に、ご飯作るからね。」
「『なんかかって』って何?」
「え?『なんかかる』は『なんかかる』だけど…。」
「『ソファーに、もたれかかって』って言いたいんでしょ?」
「そうなの?」
「そうそう!そうとも言う。ソファーにもたれかかって、休憩してなさいって言いたいんだよ。」
「それ、方言だよ…。」
「え?なんかかるって言うでしょ?」
「言わないよ!」

「なんかかる」って通じないの??

会話その4「回転焼」

買い物に出かけていた時の事です。
「ねぇ、見て!私、あれ食べたい!今川焼!」
「あー、今川焼…今川焼?回転焼でしょ?」
「…回転焼?なにそれ、今川焼だよ。」
「今川焼っていうの?回転焼って言わない?」
「言わないよ、初めて聞いた。回転焼って、なんで回転焼っていうの?」
「いや…知らないけど、焼くときにクルっと回転させるからじゃない?」
「ふーん、方言ね…。」
「方言??そうなの??」

回転焼は東京じゃ通じないらしいです。
「今川焼」だそうです…。

会話その5「食べきらん」

家族で外食に行ってたときの事です。
「たくさん食べたねー、もうお腹いっぱいだよ。」
「お腹いっぱい!」
「わたしもお腹いっぱい。」
「ねぇ、デザート食べていい?」
「いいねぇ、わたしも食べる!」
「え?いま、お腹いっぱいって言わなかった?」
「いいじゃん、デザートは食べれるの!」
「いいじゃん、食べれるの!」
「そっか…それなら、いいと思うよ。」
「お父さんも食べる??」
「無理、お腹いっぱいだから、食べきらんね。」
「食べきらん?『食べれないよ』ってこと?『食べきらん』っていうの?」
「ねぇ、変なこと娘に教えないでよ。」
「???何か変なこと言った???」
「『食べきらん』って東京では言わないよ。」
「え?食べれない事とか、嫌いな食べ物とか、『それ食べきらん』って言わない?」
「言いません…じゃあ、お腹いっぱいなのに、最後にデザートであなたが嫌いなバナナが出てきたら、なんて言うの?」
「うーん、『もう腹いっぱいやーん。これ以上はたべきらんなぁ。あいたー、まだデザート残っちょったかぁ。しかもバナナはそもそも食べきらんっちゃんね。美味しなかたいねー。』」
「なに言ってんの??」

私の話しは通じないそうです。

会話その6「ごめんけどさ〜」

仕事から帰ってホッとひと息
「ただいまー」
「おかえりー、見て、見て、今日学校で作った工作!」
「おっ、上手に作ったねぇ。」
「でしょ、でしょー!?」
「おかえりー、ご飯もう少しで出来るから待ってて。」
「ありがとう、今日も暑かったよねー」
「ねぇねぇ、見て、見て、上手でしょー?」
「うん、上手に出来たねぇ、凄い!」
「へへー」
「娘ちゃん、ちょっとごめんけど、ビール持ってきてくれる?」
「はーい!」
「いま『ごめんけど』って言った?意味分かるけど、それ方言のひとつだよ。」
「え?『ごめんけど』が方言???」
「それって『申し訳ないけど』とか『悪いんだけど』とかの意味でしょ?」
「うん、そうだけど…」
「意味は通じるよ。通じるけど、『ごめんけど』とは言わない!」
「ごめんけどっ!ごめんけどっ!」
「えーーー!!!???」

「ごめんけど」って、当たり前の言葉だと思ってた…。

会話その7「きびる」

段ボールを捨てよう。
「段ボールが溜まってきたね」
「捨ててきてくれる?」
「そうだね。じゃあ、まとめるから紐ある?」
「紐?あそこの引き出しに入っていたと思うよ。」
「ありがとう、紐できびって出しとけばいいんだよね?」
「『紐できびって』ってなに?紐で結んでってこと?」
「結ぶ…そう、結ぶって事だけど『きびる』って言わないの?」
「言わない…。紐で結ぶ事を九州では『きびる』っていうの?」
「そう…標準語だと思ってた。」
「面白いね!紐を『きばる』以外で使い道ないの?たとえ話教えて。」
「いや…『きばる』じゃなくて、『きびる』ね。例えね…髪の毛とか?『髪をきびる』かな。」
「髪を結ぶじゃなくて、髪をきびるっていうの?そっか。何か例えて言ってみて!」
「うーん…、そげんきびり方じゃほどけるけー、気張ってきびらんね。ちからん弱かとよ。」
「ウケる(笑)」

私的には、ウケる要素がないですが、変な事いっているのでしょうか。

会話その8「のうならかす」

部屋で探し物をしている妻。
「ねぇ、わたしのiPhoneみなかった?」
「え?また?見てないよ。」
「うーん、すぐどこかに行っちゃうんだよねぇ、iPhoneって。」
「iPhoneが自分から何処か行くことは無いよ。」
「わかってるよ。例えよ、例え!」
「ホント、よぅのうならかすよね。」
「え?『脳ならカス』って何?わたしの脳みそがカスってこと?」
「え???違う!違う!別に馬鹿にしている訳じゃないよ。」
「じゃあ、何??」
「よく失くすよねって意味。」
「『よぅ』=『よく頻繁に』、『のうならかす』=『のうなる』=『なくなる』、ってこと?」
「そう。これも方言か…。」

決して、脳みそがカスって意味ではありません!

会話その9「つっかかる」

ある日の休日。
「今日はいい天気だね」
「公園いきたーい!」
「散歩がてら公園まで行こうか」
「わーーい!公園!公園!お砂場セット持って行ってもいい?」
「いいよ。出して上げるね。」
「じゃあ、出かける準備するね。」
ーーーーー出発ーーーー
「この辺、景色いいよねー」
「わーい、ねぇ、お父さんあそこまで競争しよう!」
「え?走るの?」
「いいじゃん、競争してあげなよ。負けるかもよ!」
「運動不足過ぎるからなぁ、何もないところでつっかかるかもね」
「…つっかかる…???」
「???つっかかって転ぶかもしれないでしょ?」
「だからぁ…つっかかる…???つまずくって事???」
「え?そこ??」

つっかかって、けつまずくとか東京では言わんらしかです。

会話その10「ぞろびーとー」

子供の服を新調しにショッピング中。
「ねぇ、このスカートかわいいよね。」
「うん、かわいいと思うよ。サイズは合ってる?」
「ねぇ、このワンピースもかわいいよ。」
「ホントだー!ワンピースかわいい!」
「でも娘ちゃんにはちょっとサイズ大きいかなぁ。」
「とりあえず、一回試着してみたら?」
「うん!そうするー!」
ーーー着替え後ーーー
「どう?ちょっと大きいかな。」
「うーん、ちょっと大きいかな。もう少しサイズ小さい方がいいね。」
「そうだね、そのままだとぞろびーとーよね」
「は?ゾロビートー?なにそれ。」
「え?『ぞろびーとー』って、『ぞろびいてるよね』って…」
「だから、ゾロビイてるってなに?」
「…『ぞろびく』ってことだけど。」
「は?『ゾロビク』って?なんの呪文?」
「呪文?いやいや、ぞろびいてる=ワンピースが長すぎて地面を擦っている状態…かな…。」
「へーーー。初めて聞いた。」

私って、異国者ですか?

『早口ことば』で言ってみて

キットカットかっとかんといかんかったとにあんたがかっとかんかったけんいかんかったとよ

翻訳です。
キットカットを買っておかないといけなかったのに、あなたが買わなかったから、駄目だったんだよ。

どこで切ったらいいのか、わからない人むけに
「キットカット、買っとかんと、いかんかったとに、あんたが、買っとかんかったけん、いかんかったとよ!」

ぷっちょとっちょってっちいっちょったとに、なんでとっちょらんやったとっちいっちょると

翻訳です。
ぷっちょを取っておいてと言ったのに、なぜ取っておいてくれなかったのかと、言ってるんだ。

どこで切ったらいいのか、わからない人むけに
「ぷっちょ、とっちょってっち、言っちょったとに、なんで、取っちょらんやったとっち、言っちょると!」

『キットカットかっとってっていっとったとになんでかっとってくれんかったと?』っていわれたけんがキットカットかっとかんといかんかったとにかってくっとわすれとったけんまたかいぎゃいかんといかんけんがめんどくさかー!

翻訳です。
「キットカット買っておいてと言っていたのにどうして買って追いてくれなかったの?」と言われたから、キットカット買っておかないといけなかったのに買ってくるのを忘れたからまた買いに行かないといけないのがめんどくさいよー!

どこで切ったらいいのか、わからない人むけに
『キットカット、買っとってって、言っとったとに、何で買っとって、くれんかったと?』って言われたけんが、キットカット買っとかんと、いかんかったとに、買って来っと、忘れとったけん、また、買いぎゃ行かんと、行かんけんが、めんどくさかー!

お分かりになりましたでしょうか??

最後に

いかがでしょうか。

地方出身者として、当たり前に使っていた言葉が東京では通じないのは日常茶飯事です。
普段使っていた言葉が突然通じなくなり、翻訳を求められると、どう言っていいのか正直分からなくなります。
当の本人にとっては、焦りの一言でしかないのですが、聞いた方はとても面白い様で、凄く方言につっこみを入れてきます。
東京出身者にとっては、聞き慣れない言葉に楽しさを感じるかもしれませんが、方言と知らずに言ってしまった私は冷や汗もんです。

そうは言いつつも、九州とは逆の地方の方の方言を聞くと、同じように反応してしまいます。
それって、どういう意味?って聞き返す自分が、なんとも耐え難い気持ちになります。
心の中で「ごめんねー!」と思いながらも、聞いてしまいます。

みなさん、質問頂けるのは本当にありがたい事なので、もし、方言などを聞く機会がありましたら、そのお友達に暖かい気持ちで「それ方言だよ」って教えてあげて下さい。
東京では通じないんだなと分かった方が、その人の今後にとても大きな影響を与えてあげられます。

そんな訳で、今回は方言について記事にしてみました。
少しでも、楽しんで貰えてれば嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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