キッズフリマ。大人は場内立ち入り禁止の子供たちだけのフリーマーケット

子育て

NPO法人キッズフリマが主催する、子供たちだけでお店を出し、子供たちだけで買い物をする、
「キッズフリマ」というイベントがいま人気を呼んでいます。
キッズフリーマーケットは、小学校中・高学年生(小学校3年生~小学校6年生まで)の子供たちだけでお店を出して、お客様も子供達だけで行われます。物を大切にする心や、お金の大切さを学ぶことを目的に全国で開催されているイベントです。
そんな、子供達だけで開催される「キッズフリマ」というイベントに娘が参加してきたので、情報をご紹介します。

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〇キッズフリマとは

冒頭にも書きましたが、キッズフリマとは、NPO法人キッズフリマさんが主体となって開催されているイベントです。

キッズフリマは、小学校中・高学年(3年~6年)を対象としたフリーマーケットであり、物を大切にする心を育み、また実際に物を売り買いすることで、お金の大切さや、 他人とのコミュニケーションをとることの大切さを学んでもらうことを目的としております。
保護者の皆様には、子ども達だけの空間で物やお金のやりとりをする事に、一抹の不安もあるかと思いますが、 お子様と一緒にしっかり準備をした上で、まずはお子様の自主性にまかせ、あたたかく見守ってあげてください。

引用 キッズフリーマーケット

NPO法人キッズフリマの公式HPはこちら
https://kidsfm.trx.jp/

キッズフリーマーケットは、全国各地で開催されていて、基本的に子供達だけでフリーマーケットを行うため、保護者(大人)の参加は認められていません。大人は場内に入ることも出来ません。
お小遣いを渡し、子供だけの入場で、物の選定も子供だけ、お金の受け渡し、商品の受け渡しも子供だけで行います。買い物は小学校低学年の子供や、未就学児でもできますが、出店は小学校中・高学年生(3年生~6年生)でなければ参加ができません。
いまの時代は、物のリサイクルが再度着目されていきています。
そんなSDGsを目指す世の中で、子供の頃から、物を捨てるのではなく、リサイクルさせる事を通して、
物を大事にする事、人に使ってもらうという気持ち、お金儲けが目的ではなく、コミュニケーションを通して買って貰うという、人と人との交流の場、お金をもらう、お金を払うという、お金の大切さを学ぶ場としても、キッズフリマはとても重要な教育の場として着目されています。

〇キッズフリマのお店を出すにはルールがある

基本的にお店を出すには、「キッズフリマ」の公式HPから申し込みを行います。
もちろん、ここは大人が介入してあげる事になります。
公式HPには、キッズフリマが開催されるスケジュールが発表されているので、そこから出店したい開催場所を選びます。
お店を出したい日が決まったら、電話かWEB上で予約します。
予約が完了したら出店整理券が届きますので、内容を確認して売るものを決めていきます。
出店整理券は抽選のため、必ず出店できる訳ではありません。

出店する際のお店のルールですが、以下の様なものがあります。
・ルールその1:売ってはいけないもの
 食べ物、飲み物、モデルガン、壊れているもの、福袋やくじ引きなどの
 中が見えない物は売っていけません。
・ルールその2:値段の決定
 カードゲームは最大300円まで、その他の物は最大500円までの値段設定と決まっています。

売るものや値段設定はルールがあるので、高額商品等は出す事ができません。
これも子供達のお小遣いの範囲内で、無駄遣いをしないなどの気持ちが工面された工夫だと思います。

〇子供が育むメリット

キッズフリマを通して、幼い頃からのお金の大切さをしる事や、自分では使わなくなってきたおもちゃなどでも、他の人にとっては欲しいものであったりするという事を知るきっかけになったり、大人がいないことで子供だけの意思決定で行動しなければならなかったりと、考えや誰かの役に立つという気持ちの育みなどがメリットとして着目されています。
フリーマーケット会場には、大人は入れないし、口出しもできません。
子供達だけでやりとりしている事を見守るしかありません。
保護者としての成長も含まれるのではないでしょうか。

〇子供の日常の姿に変化

子供達も頑張って準備した物が売れると楽しいもので、とても嬉しい気持ちで笑顔があふれています。
出店する事だけが目的ではなく、キッズフリマに買い物に行きたいがために、日ごろどうやったらお小遣いがもらえるのか、日頃から親と交渉する場が増えたりします。
洗濯物のお手伝い、掃除のお手伝い、兄弟姉妹のお世話、料理のお手伝い、お風呂の洗浄、などなど、各ご家庭で日頃のお手伝い表などから10円、50円、100円などを決めて、お小遣い帳を付けて見られてはいかがでしょうか。

ちなみに、私の家では、「こども通帳」なるものを利用していて、使う時にそこに記帳された金額から
お金を渡しています。

〇まとめ

キッズフリマは、買い物をするだけでも子供にはとても勉強になるイベントだと感じます。
お小遣いには限りがあり、何を買うにも本当に欲しい物なのか自分で吟味をし、買い物をするそのお金は、日頃自分でお手伝いを頑張った結晶です。
何でも簡単に欲しいものは手に入らないという考え方や、物の大切さなど、日ごろの日常ではなかなか
体験できない事が体験できる場だと思います。
自分で考えて、自分で吟味して、自分で判断して、前に進むのか、子供の成長に役立てればいいなと思います。

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