日本酒ランキング九州で各県銘酒はどこだ。勝手に紹介。

お酒が好き

九州は「焼酎」というイメージの強い地域ですが、実は美味しいお日本酒が沢山あります。
そんな中でも私自身が選ぶ美味しい「日本酒」を各県ごとに選定してみました。
九州は各地で農家が盛んな地域。米を作るには十二分に土地が潤っています。
6月は梅雨で降雨量が多く、9月は台風が直撃する、活火山も多く山も噴火する、とても被害が多い地域ではありますが、そんな地域で大切に大切に育てられたお米を使って、作られている「九州の日本酒」。熱燗、冷、常温など飲み方によって、香り、甘味、のど越し、合う肴などが違いますが、
九州の日本酒と九州の肴を合わせて、是非楽しんでみてはいかがでしょうか。

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〇佐賀県代表「鍋島」富久千代酒造有限会社

佐賀県と言えば、「探してみよう佐賀県」や、芸人はなわさんの出身「S・A・G・A、佐賀~♪」など、
聞き慣れたご存知の方も多いのではないでしょうか。
佐賀県は最近では和牛も有名なり、「佐賀牛」や「伊万里牛」などもTVで紹介される様になってきました。そんな中で、お勧めするのは富久千代酒造有限会社さんが造られている「鍋島」。
2011年の世界的なワインコンテストの「SAKE部門」では、この「鍋島」が頂点に輝きました。
開けた瞬間から日本酒の甘い香りが漂ってきて、飲み口も軽快、米の鮮麗された上品な旨みがある、とてもバランスのとれた日本酒です。フルーティな味わいなので、刺身や生ハムなどとも相性が抜群。
鍋島 純米吟醸 山田錦」は、お米作りから拘っていて、酒造さんのこだわりがとても伝わる日本酒となっています。あまり日本酒になじみの無い方でも飲みやすい仕上がりです。
https://nabeshima.biz/


〇大分県代表「八鹿」八鹿酒造株式会社

大分県と言えば、「温泉県おおいた」や、焼酎の「いいちこ」「吉四六」などが、やはり皆さんがご存知な県だと思います。別府や湯布院などが有名で、どうしても「温泉」などがイメージとして強い大分県。和牛は「豊後牛」などが最近着目されています。そんな中でお勧めするのは八鹿酒造株式会社さんが作られている「八鹿」
大分県は温泉地と言われるだけあって、山が多く自然豊かで、酒造りにはもってこいの環境が揃っています。豊かな自然、美味しい綺麗な水、空気、そのなかで作られる日本酒はとても極められています。
八鹿酒造さんの日本酒はそんな環境で丁寧に酒の一滴一滴を造られています。
八鹿酒造さんの歴史は古く、九重連山という山々が連なるとても自然が整う地域で、1864年創業という歴史ある酒造さんです。そこで作られる日本酒「八鹿」は、上品な香りとキレのある飲み口で、山田錦と九重連山の水で仕込まれた大吟醸酒があります。
華やかであり、でも主張しすぎない、とても上品な飲みやすい飲み口は、日本酒初心者でも美味しく頂ける事間違いなしの美味しさです。
https://www.yatsushika.com/


〇福岡県代表「菊美人」菊美人酒造株式会社

福岡県と言えば、誰もが知る「博多」「らーめん」「明太子」「屋台」など、食にあふれる、美味しいものが盛りだくさんあるイメージではないでしょうか。この「明太子」とか「らーめん」の文化である福岡県ですが、実は「うどん」も人気なのをご存知でしたでしょうか。「博多うどん」といえば…というのはまたの機会にご紹介するとして、福岡県も美味しい日本酒を作っている名産地です。
福岡県の「博多」はとても都会的に、現在も有名な地域となっていますが、福岡県内はとても広く、自然豊かな土地も多々あります。そんな中でお勧めするのは菊美人酒造株式会社さんの「菊美人」
菊美人酒造は1735年に創業されており、とてもゆっくりとした時の中で菊美人は造られています。
その中でも「菊美人 純米吟醸酒」は、厳選された酒造米の山田錦を使用。60%まで精白されて、全て職人の手づくりで低温発酵されています。口当たりは、やさしいなめらかさと、吟醸のとても良い香り口いっぱいに広がります。昔ながらの酒袋を使用する作り方を伝統的に守っていて、蔵の人手により
丹精こめて造られています。ラベルの「菊美人」の字は詩人 北原白秋の直筆のものが使われています。
https://kikubijin.co.jp/


〇熊本県代表「美少年」株式会社美少年

熊本県と言えば、超有名人である「くまもん」や「からし蓮根」「馬刺し」などが有名です。くまもんはいまや誰もが知る人気ご当地キャラになっていますよね。歴史が好きな人は、熊本城主の加藤清正を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな熊本県も自然豊かな土地が沢山あります。そこでご紹介したいのが、株式会社美少年さんの「美少年」。
以前は1752年創業の「美少年酒造」という名前で全国に有名な名前で出回っていましたが、いまは、事業を譲り受け、株式会社美少年さんが製造しています。
「美少年」が造られている地域は、日本有数の米どころである菊池エリアで製造されており、菊池渓谷という清水にも恵まれています。菊池の水と米で造られた日本酒はとても美味しく仕上がっています。
その中でも「大吟醸菊池」が日本酒品評会金賞を受賞。お酒が苦手な方でも飲みやすいと言われ、フルーティな味わいのお酒になっています。
今回紹介する「美少年」は、米と米麹だけで造られた純米酒「美少年清夜」。これは、フランスのソムリエが審査員をつとめる「KURA MASTER」と言われる審査で、2019年にプラチナ賞を受賞しています。世界のソムリエたちが認めた純米酒は、日本料理だけでなく、フレンチ、イタリアンにも合うのではないでしょうか。
http://www.kumamoto-sake.com/intro/kuramoto06.html


〇鹿児島県代表「薩州正宗」濵田酒造株式会社

鹿児島県といえば、やっぱり「芋焼酎」ですよね。他にも鹿児島県と聞いて想像するのは「桜島」や「火山灰」「さつまいも」などがイメージとして強いと思います。そんな鹿児島県も自然豊かな地域であり、酒造も盛んで焼酎だけでなく、美味しい「日本酒」も造られています。
そんな鹿児島県で紹介したいのが、濵田酒造株式会社さんの「薩州正宗」
焼酎のメッカとして伝わる鹿児島県ですが、日本酒製造方法は昔ながらの手法を取り入れていて、その中でもご紹介したいのは「薩州正宗 純米酒」
お酒の質は濃厚で辛口の品です。お米のとてもふっくらした香りと、ふくよかな味わいが、口に含んだ時に優しさを感じさせます。
https://www.hamadasyuzou.co.jp/kinzan/seshu_about


〇長崎県代表「福鶴」福田酒造株式会社

長崎県と言えば、みんなが知っている一度は行きたい「ハウステンボス」や「カステラ」、鎖国時代には出島や南蛮到来などをイメージされる方が多いのではないでしょうか。長崎県は数多くの小島が周辺に存在していて、歴史的に古い建物や文化、鎖国時代は海外からの情報なども入ってくる玄関口でもありました。そんな長崎県も海と山に囲まれた自然豊かな地域で日本酒の製造もおこなわれています。
そんな長崎県の日本酒で紹介したいのが福田酒造株式会さんが作る「福鶴」
日本酒「福鶴」は、創業者福田長治兵衛門が『酒造りは、心で造り、風が酒を育てる』と語り伝えられていて、300年間工夫に工夫を重ね、手造りにこだわり続けた醸造酒が日本酒となっています。
製造においては、酒造りに一番最適な冬に天然の広葉樹原生林から湧き出る水を使用。自社で「山田錦」を契約栽培していて、自家製で精米。その後、熟成させるための保管温度にもこだわり、夏場でも15℃以下を保ち、伝統技術を重ねて拘りに拘った中で製造されています。
https://www.fukuda-shuzo.com/brewery/


〇まとめ

いかがでしたでしょうか。
焼酎文化が根付く九州各地ですが、日本酒の歴史も古く、各県から銘酒がうまれ、いまでも伝統として引き継がれた製造手法で守られています。
いままでは「九州と言えば焼酎だよね」と思われていた方も、これを機会に日本古来の日本酒を味わって頂けましたら幸いです。私は焼酎よりも日本酒が好きで、九州に帰郷するさいは日本酒を飲んでいます。とても美味しく、味わい深い、九州の日本酒を宜しくお願い致します。

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