みなさん、こんにちは!
赤ちゃんの授乳期が終わりに近づいてくると、次は、離乳食が始まります。
「離乳食って??いつから始めるの?どうやって作ったらいいの?」と思う方も多いと思います。
※私がそうだったので…。
赤ちゃんの成長に合わせて、離乳食の導入は、とても重要なステップのひとつです。
ミルク以外、初めて口にする物ばかり。
歯も生えていない、または生え揃っていない状態から、食事に切り替えていかなければなりません。
赤ちゃんにとって食べやすい、新しい食材や、離乳食用の調理法を取り入れ、栄養バランスを考えながら手作りの離乳食を作ってあげる大切な時期でもあります。
離乳食の時期は、一生のうちでも1年間くらいの期間しかありません。
この時期の食事に関わる事は、赤ちゃんの健康にとっても良い影響を与えます。
今回は、離乳食の基本的な調理法6種と、美味しいレシピをご紹介いたします。
離乳食の時期
そもそも、離乳食とひとくくりに言っても、導入する時期がそれぞれあります。
赤ちゃんに食べさせる工程の中で、少しずつ、少しずつ、食べ物に慣れてもらう必要があります。
大きく分けると以下の段階に分かれます。
1,離乳食初期 5、6ヵ月頃
2,離乳食中期 7、8ヵ月頃
3,離乳食後期 9、11ヵ月頃
4,離乳食完了期 12、18ヵ月頃
この離乳食の時期に合わせて、離乳食の作り方(段階)を変えていく必要があります。
離乳食の時期やコツについて、キューピーのHPより詳細を記載してくれています。
https://www.kewpie.co.jp/babyfood/advice/month_5/
この約1年間だけが離乳食の時期で、この後からは通常の食事に変わっていきます。
全力でお世話を楽しんで下さい。
ちなみに、離乳食は作り置きや冷凍保存をするのが便利です。
後ほど、また詳細をご案内したいと思います。
大切な6種の調理方法
1,茹でて裏ごし
茹でることは、離乳食を始める最初のステップの一つです。
野菜や肉を柔らかく仕上げ、栄養を逃さずに摂取できます。
例えば、かぼちゃやじゃがいもを使ったポタージュは、優れた最初の離乳食となります。
ポイントは、茹でた食材を裏ごしし、赤ちゃんが飲み込みやすい状態を作ってあげます。
繊維質のある野菜などは、茹でたあとの熱いうちに裏ごしするとやりやすいです。
2,蒸してつぶす
蒸すことで食材の栄養を保ちながら、優しく調理できます。
鶏肉や魚などを蒸して、滑らかで食べやすい食材に仕上げ、新しい味覚を探る手助けとなります。
ですが、蒸したままや、擦り潰したままではパサつきがありますので、ゆで汁やだし汁などを加える事で水分を増やし、できたらトロみをつけて飲み込みやすい状態にしてあげて下さい。
3,煮る
野菜や肉は、煮ることで味が引き出され、柔らかい食感に仕上がります。
例えば、野菜と鶏肉の煮込みは、栄養たっぷりで食べ応えもあります。
煮る際は、赤ちゃんが噛めない事を前提に、口の中で擦りつぶせる柔らかさと、口に入る大きさを意識して調理してあげて下さい。
食材が大きすぎたり、硬すぎたりすると「ぺっ」と掃き出したり、喉に詰まらせたりする可能性がありますので、しっかり調理してあげましょう。
4,とろみを付ける
とろみは水溶き片栗粉を使ってどろみを付けていきます。
通常は鍋を使って火にかけたりしますが、水と片栗粉を電子レンジで10秒ほど温めることでも、とろみを作る事は可能です。
1回では好みのとろみは出せませんので、複数回繰り返し、適度のとろみになったら食材を加えるだけで大丈夫です。
是非、お試しください。
5,すりつぶす
食材をすりつぶすことで、お子様の口に合った食感に仕上げられます。
デザートでもバナナやアボカドをすりつぶして、滑らかな離乳食を作ることができます。
みかんなどの柑橘類は、薄皮をむいてつぶして少しずつ与えてあげて下さい。
水分ととろみがあると、しっかり飲み込めます。
6,混ぜる
異なる食材を組み合わせて、バラエティ豊かな離乳食を作りましょう。
例えば、じゃがいもとほうれん草を混ぜたり、果物とヨーグルトを組み合わせたりします。
シチューなどもすり潰したじゃがいもや人参などと、月齢に合わせたおかゆなどを混ぜる事で、飲み込みやすい食事に仕上がります。
是非、試してみて下さい。
基本のレシピ
まずは、離乳食のおかゆやご飯について見ていきましょう。
離乳食のおかゆは、初期、中期、後期、完了期それぞれの段階で食材や調理法を変えて作ることが一般的です。
以下に、それぞれの期に合わせたおかゆの作り方を説明します。
離乳食のおかゆは、基本的にまとめて作って、小分けで冷凍しておくと便利です。
あとで、レンジでチンするだけで提供できるようになります。
冷凍しておくと言っても、目安は1週間程度で早めに消費をしましょう。
キューピーさんが、月齢に合わせた量や固さなど、画像付きで分かりやすくHPに掲載してくれています。
https://www.kewpie.co.jp/babyfood/advice/katasa/
初期のおかゆ:
初期の離乳食は、主に柔らかく煮たおかゆが適しています。
以下は簡単な初期のおかゆの作り方です。
材料:
- おかゆのお米(無塩、無添加)
- 水
手順:
- おかゆのお米をよく洗い、20分~30分水につけて余分なでんぷんを取り水分を含ませます。
- 鍋に洗ったお米と水を入れ、蓋をして強火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして、おかゆが柔らかくなるまで、約50分ほど煮ます。
吹きこぼれない様に蓋をずらしておきましょう。 - じゅうぶん煮込んだら火をとめて、蓋をし、10分ほど蒸します。
- 食べやすいように、必要であれば、さらに水を加えて調整します。
パルシステムさんが基本的な調理方法を記載してくれています。
https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe-article/10baigayu/
中期のおかゆ:
中期の離乳食では、おかゆを7倍がゆに調整していきましょう。
材料:
- おかゆのお米
- 水
手順:
- おかゆのお米を炊きます。
- 鍋にご飯と水をいれ、ご飯を潰していきます。
- 蓋をして強火で煮込みます。
- 煮立ったら、吹きこぼれに注意するために蓋をずらし、弱火に変え15分ほど煮込みます。
- 最後に火をとめて蓋をし、10分ほど蒸らします。
パルシステムさんがアレンジ含めた詳細を記載してくれています。
https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe-article/7baigayu/
後期のおかゆ:
後期の離乳食では、少しずつ粒感を残したおかゆに進めます。
材料:
- おかゆのお米
- 水
手順:
- おかゆのお米を炊き、鍋にごはんと水を入れ、ごはんをほぐしておきます。
- 蓋をして強火で煮込みます。
- 煮立ったら、吹きこぼれに注意するために蓋をずらし、弱火に変え10分ほど煮込みます。
- 最後に火をとめて蓋をし、10分ほど蒸らします。
パルシステムさんが後期のアレンジを掲載してくれています。
https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe-article/5baigayu/
完了期のおかゆ:
完了期になると、おかゆも普通のごはんをべちゃっとさせた程度に変わってきます。
材料:
- おかゆのお米
- 水
手順:
- おかゆのお米を炊きます。
- 鍋にご飯と水(大さじ2杯程度)を入れます。
- 強火で煮ながら混ぜます。
- べチャっとしてきたら完成です。
各段階でのおかゆの作り方は、子供の成長に合わせて食材や調理法を変えていくことで、栄養のバランスを整えながら楽しい離乳食の導入ができます。
離乳食のおかず
野菜ポタージュ:
- 材料:かぼちゃ、じゃがいも、にんじん
- 茹でた野菜をすりつぶして、滑らかなポタージュに仕上げます。
ポタージュ関連のレシピサイトです。
ベビーカレンダーさんが掲載してくれています。
https://baby-calendar.jp/baby-food-recipe/page3?q=%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
蒸し鶏と野菜のピューレ:
- 材料:蒸し鶏、かぼちゃ、ほうれん草
- 蒸した食材をすりつぶして、栄養豊富なピューレにします。
ピューレの基本的な作り方について楽天レシピさんで掲載がありましたので記載しておきます。
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1170017300/
煮込み野菜と鶏のうまみ:
- 材料:鶏もも肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ
- 野菜と鶏肉を一緒に煮て、優しい味わいの離乳食に仕上げます。
たまひよさんでチキンのクリーム煮のレシピがありましたので参考にご覧ください。
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=28141
焼きリンゴのヨーグルト添え:
- 材料:リンゴ、ヨーグルト
- リンゴを焼いて、ヨーグルトと一緒に食べると、甘さと酸味が楽しめます。
パルシステムさんが焼きりんごのレシピを掲載してくれています。
https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe/recipe_183/
バナナとアボカドのスムージー:
- 材料:バナナ、アボカド、ミルク
- 材料を混ぜてなめらかなスムージーにし、新しいフレーバーを楽しんでみましょう。
クックベイビーさんがスムージーのレシピを沢山掲載してくれていました。
https://cook-baby.com/archives/2200
じゃがいもとほうれん草のマッシュ:
- 材料:じゃがいも、ほうれん草、バター
- 茹でた食材を潰して、バターと混ぜて滑らかなマッシュにします。
ベビーカレンダーさんがカレーマッシュの作り方を掲載してくれていました。
https://baby-calendar.jp/recipe/6275
離乳食のおかずには、様々な作り方の応用が入ってきます。
基本レシピを載せておきますが、基本となる6種の調理方法の組み合わせです。
食材にはアレルギーを試しながら作ってください。
例えば、乳製品を使ったスープを作る場合、牛乳が大丈夫なのか確認が必要です。
最初は幼児用ミルクを使うなどの工夫を行い、少しずつ牛乳などを試してみるなど、注意しながら与えてあげて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
手作りの離乳食は、赤ちゃんの成長と健康に貢献する素晴らしい方法です。
離乳食を作る期間はたったの1年ほどですが、月齢期に合わせて変えていかなければなりません。
手間を掛けて作る事も大切ですが、お仕事との両立のため、あまり時間が欠けられないと言う方も、まとめて作ってレンチンという選択肢もあります。
あまり無理に手間を掛けないという方法もひとつです。
私の場合、作り置きも大変な時期があり、レトルトに頼りきっていた事もあります。
キューピーさん、和光堂さんには大変お世話になりました。
お休みの日だけは、きちんと作ってあげようと努力したのを思い出します。
基本の調理法を覚え、様々な食材や組み合わせで美味しい離乳食を作りましょう。
お子様が成長する過程で、食事を通して様々な味覚を経験させ、健やかな成長をサポートしましょう。
離乳食が終わり、普通食に変わってくると、食べる量も増えるし、好き嫌いも出てきます。
そんなときに便利な幼児食にまつわるブログはこちらです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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